『しゃしゃしゃしゃ』

海に響く私達の笑い声。(変な笑い声…)


翔也が砂浜に寝転がる。


「暑さで砂浜も蒸されてるぅー」

「ははっ、犬のフンが落ちてるかもよ?」

「えっ?!」

「嘘だよー」

……本当に楽しい…

「唯、こっち来て」

ん?
私は翔也の隣に座った。


「星がたくさんだね」

「うん…気持ち悪いぐらいだね」

おいおい…

「覚えてる?初めて会った時の事」

忘れる訳ないよ…

…あんたはとんでもなく失礼な奴だったね。

「覚えてるよ。翔也いきなり話しかけてきたからね」

「本当はあの時、唯じゃなかったらどうしようかと思った」

「なんで?」

「だって間違えるのって恥ずかしいし…」



なんだそれ
…もうちょっと嬉しい事言ってくれるかと思った