今日も翔也の家で遊んでいる。

私はソファーに腰掛けテレビを見ていた。

その時、翔也のケータイがなった……

~麻里~

ディスプレイに表示された文字。

「ごめん、ちょっと!」

「うん。」

そう言って翔也は部屋を出た。

私は1人テレビを見ながら、涙をこらえた。

なんで私泣きそうになってんだろ…

…バカじゃん。

部屋の外からところどころ電話の話し声が聞こえる。


「………て……」

何話してんのかな?

…ダメダメダメ!!
盗み聞きなんてダメ!!

私は気をそらそうと、静かにテレビを見つめた。


でもはっきり聞こえたんだ…
聞こうとしたんじゃなくて、自然と……




翔也が電話越しに…









「…好きだよ」


って