「ただいまぁ」
家にはすでにお母さんが帰ってきていた。
「…遅かったねぇ…って翔也君!!久しぶりぃ~、元気にしてたぁ?」
はたから見れば、うるさいおばさん…
「はい、久しぶりです」
……猫っかぶり…
いい子ぶる翔也を軽く睨んだ。
「お母さん、今日翔也泊まるからね」
「あっら~、こんな汚い所に…何かご馳走を…」
「いいからっ!!」
私はうるさいおばさんに構わず、自分の部屋に翔也を連れていった。
「唯~、今日お母さん夜仕事だからねぇ」
「あー、うん」
お母さんは週に1度、夜仕事に出る。
あ、いやらしい仕事じゃないよ?