「俺今日、唯ん家泊まっていい?」 「…そのつもり」 「……懐かしいな…」 そう言いながら、翔也は自分の着ていた上着を私に着せた。 「…風邪ひく」 「ありがとう」 変わらない優しさ。 そういうトコも、大好きだよ。 「…帰ろっか」 そして私達は団地に向かった。 強く…… 手を繋いで