「家帰っとけって言ったじゃん」 「……いいの」 「…唯…冷たい。ずっと待ってた?」 「……うん…」 だから翔也があっためて… 「…唯?」 翔也は私を少し離した。 「……顔見せて…」 真っ暗な駅に1本の街頭。 「ははっ、目ぇ真っ赤……たくさん泣いた?」 「……泣いてない!」 翔也は笑ってまた私を抱きしめた。 ずっとこうしてたいよ… ずっと、ずっと…