学校も終わり、いつもの帰り道。


景色は変わらない。

ただ、隣に翔也がいないだけ。

私はいつまで翔也ばっかり頼ってんだろ…



「…はぁ…」

深いため息。



翔也、今何してるかな?



あ!今日メールか電話くれるかな?


できれば今日は電話がいい!
声が聞けるから♪


って、翔也、昨日帰ったばっかなのに…

でも普通毎日声聞きたいもんね…



そんな期待を胸に、私の足取りは軽くなった。