駅までの道… 私達は手を繋ながら歩いた。 翔也の手… 忘れないよ。 駅につく。 電車はまだきていない。 翔也は駅の古びたイスにバックを置いた。 「…あと何分で来る?」 私は線路を見つめて言った。 翔也はそんな私の隣に肩をならべる。 「……4分ぐらい」 「そっかぁ…」 「……唯…」 翔也が私を優しく抱きしめた。 私も翔也の腰に腕をまわす。 「……電車が来るまで」