私の家の前…
もう着いちゃった。
「…ありがとう」
「じゃあ、また明日ね」
「うん」
翔也は振り向かず、帰っていった。
明日……
ついに明日…
はぁ…
家に入るとお母さんが洗濯物を干していた。
「唯、遅かったね」
「…うん」
「お風呂わいてるから」
……私、また暗くなってる。
気晴らしにお風呂だ!!
って、私すぐのぼせちゃうからなぁ……
寝るしかないよねぇ…
私は、お風呂をいつもどうりにすませ、布団に潜り込んだ。
……疲れた…
疲れてたせいか、すぐに眠りについた。
そしてその夜
私は、夢を見た…
いつもみたいに学校が終わって海に行くの…
そして誰かが私の名前を呼ぶ。
でもね、その人の顔…
眩しくて見えないんだ
ねぇ…
私の名前を呼んでた人は誰?