インスタントみそ汁、ご飯……
これが準備されていたご飯だった。
「じゃあ俺帰るわ!」
コウキさんがいきなり切り出した。
「時間ないからなぁ…」
「えっと…送ります」
「おぉ!頼む~」
コウキさんは少し大きめのバックを持って家をでた。
「おい、翔也!結局マミー帰って来なかったなぁ」
「うん。めったに帰って来ないから…」
「まぁ…とりあえずよろしく伝えとけ」
「うん…」
前、1度だけ翔也のお母さんを見た事がある…
見た目は、仕事一筋って感じだった。
その上、綺麗でスタイルもよくって……
すごいなぁと思う。
駅に着いた。
「じゃあな!!唯ちゃん!また遊べたら今度はもっとゆっくりしような!」
「はい!」
「翔也もな!」
「…うん」
そしてコウキさんは行ってしまった。
団地の近くの駅……
明日はここで……
翔也を見送る……