「ただいまぁ~」
玄関の方から聞き慣れない声が聞こえた。
「マジでっ?!」
翔也が慌てる。
「へぇ~、こんなんなってんだぁ~」
ん?
誰だろ……
「翔也~、いんの?」
―ガラッ―
翔也の部屋のドアが勢いよく開けられ、男の人が顔を出した。
「えっ?!」
男の人と目が合った。
なんていうか…
………かっこいい★
「………コウキ…」
翔也が呟く。
「おい!お兄様に向かって呼び捨てすんな!!」
……お兄様って…
え!?
翔也のお兄ちゃん??
……どうりで…
かっこいいわぁ…
「…あ…」
「彼女?」
コウキさん?
は、私を見て言った。
「…………」
私は恥ずかしくて何も言えなかった。
「あ、やっぱりだぁ♪お前何いっちょまえに彼女なんてつくっちゃってんだよ!!しかも可愛いし」
いやいや、とんでもない…
「初めてまして、翔也の兄、コウキです!!」
「初めてましてっ!」
うぉ~…
本当にかっこいい人…
コウキさんはズカズカと部屋に入った来た。