―11月―

風は冷たい。

もう受験の事真剣に考えなきゃ…

私は毎日悩んでいた。


とりあえず近くの高校を受ける事にした。


紗希も一緒の場所を受ける。


なつは少し遠い所。
高校は違うけど、ずっと友達だって言ってくれた。


後は勉強を頑張るだけ…

大変だけど乗り越えなきゃ!


翔也も同じ高校行くって。

また人気者になるんだろうな…

心配だけど、翔也は私の彼氏だもん!

誰にも渡さない!








こんな楽しい未来を想像していた私。


これが普通だった。

…当たり前だった。