朝になった。

今日、学校行く気分じゃないな…

でも行かなきゃ…

そんな事を思いながら、支度をして家を出た。



「唯、おはよ」

翔也…

「おはよう」

「唯さぁ…もうすぐ誕生日でしょ?」


…なんで知ってるの?



「河口さんに聞いた」


そっか…紗希、おしえてくれたんだね。

「その次の日、俺の誕生日だよ」


え?!

マジでっ!!

誕生日が1日違い??


「偶然だねっ★」




翔也はいつだって私の気持ちを軽くしてくれる。

本当ありがとうだね…


「一緒にお互いを祝おうね!!」

「おぉ!!」


その時の笑顔は、昨日よりきっと、よかったと思うよ…