私に恋のキューピットは現れるのだろうか…
岡野唯、14才。
彼氏・好きな人…ナシ。
田舎の団地に住んでます★

団地の近くには海がある…私は暇つぶしによく海に行く。

今日も学校が終わり海に来た。…暇だなぁ。

「……ぇ…」
ふぇ?誰か読んだ?
んな訳ないかっ。
「…ねぇってば!!」

えっ!?

「もしかして、唯ちゃん?」
…誰?なんで私の名前知ってんの?
…私悪い事した?
ていうか、眩しくて顔見えない……。

「やっぱり唯ちゃんだぁ…」
そうですけど何か?
「…えっと…、どちらさん?」
「はははっ。俺ぇ?」
いやいや、笑われても…
てかあんたしかいないでしょうが。
「俺唯ちゃんと同じ団地に越して来たんだぁ★」ん?え?は?いやぁ…いやいやいやいや!!!!

「…それより何で…私の名前…」
「ああ!うちの母親と唯ちゃん家のマミーが仲良いらしくてさ。」

……それでですか…。
「201だよ!よろしくね!!唯ちゃんは303でしょ?」そこまで知られてんのかい!!

それより顔!
……ジャリ…

あ、こっち来る。
顔が…見え…た!

あれ?いい顔じゃん。
「もちろん学校も一緒だから」

構わず喋るこの男。
私はコイツに恋をする!?

「はじめまして♪」

海から始まる私達