もしかして…これが?あの?あれ?…




混乱ばかりで思考が回転しない。




部屋のベットに寝転んで、さっきの帰り道の事を考える。




何で急にあんなに接近してきたの?




いつもは控えめなタイプなはずなのに…




やっぱりあたしが妹だからかな?




…何か自分、ヘコんでる。




次の日―




奈美に会うとあたしは勢いよく飛びついて騒ぐ。




「何々?聞いてあげるから落ち着いてっ」




「聞いてよぉ~…」




休憩時間、昨日の出来事を話すと奈美は眉間にシワを寄せて悩んだ。




「祐一くん、やっぱり初実の事が…」




「そ、そんなわけないよっ!!」