何とか合流した4人は、女軍と男軍に分かれてモールの中へと歩き出す。




「初実っ」




「ん?」




奈美は髪型を気にしながらもあたしに耳打ちしてきた。




首を傾げて返事をすると男軍に気づかれないように視線を気にする。




「奈美ね、今日決着つけるつもりなの」




「決着って?」




「圭太くんに告白するつもり…」




驚いてあたしは思わず声を上げそうになると、奈美はあたしの口を手で塞いだ。




告白って…あの…『好きです』って?!




奈美が圭太くんに『好きです、付き合ってください』って言うの?




告白した事がないあたしにとってスケールのでかい発言。




えぇ~すごい…。