1時間程ゲームに没頭していると、急にある教室の扉がガラッと開いた。




驚いて扉に視線を向けると、出てきたのは…




「あれ?森永?」




…祐一くん。




「驚いたぁ、何でまだいてんの?」




「え。傘忘れちゃって…てか、聞いて!」




「ん?」




「5ステージクリアしちゃった♪」




嬉しさのあまりニコニコしていると、祐一くんはプッと笑った。




「何で笑うの?!」




不思議で首をかしげるあたしは、少し不愉快。




「ずっとそれしてたの?5ステージなんて俺もクリアした事ないんだけど」




呆れたようにあたしに言った祐一くん。