ドタドタドター…




「ん?」




この足音は…




翔??




なんて期待してドアを開けた





「彩乃会いたかった」





「きゃぁ…」





ドンッ




あたしは翔にソファーに押し倒された状態




せっかく整えた髪が崩れそうなくらいの勢い





「翔?どうしたの?」





冷静ん装って翔の顔を覗いた




「彩乃は俺に会いたかった?」





そうあたしに聞く翔は何だか可愛い




ついイジメたくなっちゃうんだ





「学校で会ってるでしょ?」




本当は夜も眠れないくらい



翔に会いたかったけど今は言ってあげない





「俺はめちゃくちゃ会いたかったのに…」





翔の声が低くなるのがわかった