嫌…。





こんなの嫌。





「翔意外こんな事したくない」





ドンッー…




あたしはそう言い斗真を突き飛ばした





椅子が鈍い音を立てる






あたしの心にグサッとささる斗真の言葉






「翔に遊ばれるとは知らずに。可哀想な女」







翔から遊ばれてる??




可哀想そうな女??




「あたしは可哀想そうなんかじゃないし…すごく幸せだし…翔はそんな事しない」





きっぱり言ってやった





あたしは斗真よりも翔の事信じてるから






それに…信じたいから。