ドンッー…




「きゃぁ…な…なんなの」




気がつけば…





あたしはフェンスと翔に挟まれていた








「ちょっと…翔?」






どんどん近づいてくる唇






逃げたいって思ってるけど






逃げたくないって思ってるあたしがいる






それは…






きっと…







翔に触れたいから…






愛されてる証が欲しいから…







チュ






唇に重なる優しいキス










あたしはこの時間が一番好きなのかもしれない…。






いつもより…たくさん




ドキドキして





目を開ければ大好きな翔がいる





"幸せな時間"