温かいミルクココアを飲みながら、ゆっくり話した。
「あの写真あるでしょ?
さっきも言ったけど、私の姉。
私が七歳の時に、両親は私を捨てた。
私は姉と違ってすごく勉強の出来る子だった。
それに比べて私は、全然ダメ。
私の両親はエリート大学を卒業してたから、オレらの顔に泥を塗らせるような子供なんかいらないって
私は1人になった。
まだ七歳だよ…?
私 必死に言ったの!
《私を捨てないで》
《お勉強頑張るから》
《いい子になるから》
でもダメだった…
そして姉は残ったの。その両親の元に。
ある時ふらふら歩いていたら、見覚えのある家族が手を繋いで歩いてた。
私は突然走り出して家族の前に出た。
そしたらなんて言ったと思う…?
《お前はもう家族じゃないんだ。他人なんだよ》
って…。