「それじゃ、早速…」 智宏は私の編んだマフラーを首に巻いてくれた。 「あったかい…!花音の心がすごくこもってる…。」 「ほ…本当?そう言ってもらえるなんて、嬉しい…。」 「ほら、花音も…」 智宏は、マフラーを私にもクルッと巻いてくれた。 こ…これって… 一つのマフラーを二人で巻いてるんだよね…!? 私…あったかいどころか、熱くなっちゃってる…!