「そうじゃねぇけど…普通好きだったらヤキモチ妬くだろって言われた。」 『…でも妬かないって、夏木君がひろちゃんを信じてるからじゃないの?』 ハッとした顔であたしの顔を見る夏木君に小首をかしげた。 「…そうだな…。」 よく分からないまま、夏木君は力なく笑って自分の部屋に入ってしまった。 ひろちゃんと何かあったのかな? まさか自分の事で揉めているなんて思いもよらずにあたしはのんきにゲームを続けた。