『××高校……』


彼のお茶を飲む手がピタリと止まった。


「……××高?
…嘘だろ?」


『は?嘘吐いてどうすんの?』


「お前…××高って、俺と一緒じゃん。」


『えぇ!?
嘘だぁ!
あたし夏木君なんて知らないし!』


「俺だって知らねぇよ。
何組?」


『六組!』


「あ~…なら知らねぇわな。
俺1組だし。」


…でも、こんな目立つのに全然知らなかったなんて…
あたしがそういうのに疎いからかな?


『わ~なんか凄いね…。』