あたしの中の真面目で無口な暗い木村君の印象がぶち壊された。
全然喋るし暗くないし笑うとめちゃくちゃ可愛いじゃん!
かなり優しいし…。


『…木村君ってさ、メガネない方が絶対いいよ!』


突然のあたしの言葉にキョトンとした顔になった。
すると、すぐにクスクス笑いだした。


「うん…これ実は伊達なんだ。
真面目で暗い印象出したくて。」


『…えっ!?
わざとそういう風にしてたの?
どうして?
せっかくかっこいいのに!』


思わずかっこいいと言ってしまって恥ずかしくなった。