『あたしは漫画みたいな恋とかに凄く憧れてるから!』


「愛美ちゃん普段はサバサバしてるのにね。
ふふ、面白いね。」


ひろちゃんの言葉に膨れた。


『…どーせあたしは恋愛に夢見すぎですよーだ。』


「そんな事思ってないよ。」


『知り合いに言われた…。』


「その人こそ夢無さすぎなのよ。」


ひろちゃんの言葉に思わず吹き出した。
不思議そうにあたしを見つめるひろちゃんに慌てて言い訳をした。


『いや、そうだよね!!
うん!』


ひろちゃんが自分の彼氏が言ったとは知らず放った言葉があたしには可笑しすぎた。


夢無さすぎだって!
夏木怜、ざまーみろ!