うん、と頷くと少し猫っぽい瞳を細めて笑った。
あたしは梶谷君の印象が、ノリが凄く軽い人だと感じた。


帰宅すると、お互いバイトが休みだったので、夏木君に梶谷君の話しをした。


「梶谷…?
あぁ、聞いた事あるな。
留年してたのか。」


『その人がバイト先にこの前来てね、ここでバイトしようかなって言ってた。』


すると、夏木君が思いきり嫌そうに顔を歪めた。


「勘弁しろよな…。
もし俺達が同居してるってバレたら面倒くさすぎる。」


『だよね…。
ま、きっと冗談でしょ!
それより夏木君バイト代入ったらデートしてよ。』