『…分かった、夏木君と同じ所でバイトする!』


何を思ったか、突然そんな事を言い出した愛美に怜はギョッとした。


「は!?何言ってんの?
同じ所でバイトしてたって日にち被らない日だってあるだろ!」


『バスで帰って来るから大丈夫!!』


「……お前なぁ…。
危ないの自分の事だぞ?」


呆れ顔の夏木君に眉を下げて必死に答える。


『分かってる!
でも、そんな事言ってたら生きていけないじゃん。
あたしのわがままだから、夏木君はほっといてくれていいよ。』