大切にしてるんだな…。


『ひろちゃん愛されてるね。』


そんな事ないよ、と言うかと思っていたのに素直に本当に幸せそうな顔で、うん!凄く幸せ。と言われて拍子抜けだった。


掃除が終わってひろちゃんと別れてからも、二人の事を考えてしまった。
羨ましいな…。


家に帰ると、怒られると覚悟していたのに夏木君は何も言わなかった。


逆に怖くて恐る恐る夏木君に自分から話しを振った。


『夏木君、今日勝手にひろちゃんに話しかけた事怒ってないの…?』