帰り、えっちゃんの家にお邪魔すると、冷たいジュースをあたし達に渡してくれた後すぐに話しを切り出した。


「あのね、あたし…二人に言わなきゃいけない事があるの。」


キョトン、とするかおるの横で、なんとなく落ち着かないあたし。


「…あたし、数学の松田先生と付き合ってるの。」


「えぇっ!!?」


驚きの声を上げたのはもちろん、かおる。
反応がないあたしを不思議そうに見つめるえっちゃんに、実は目撃した。と告白した。


「ってゆーか、松田先生って誰?」