『そんな事しなくっても自然と皆に知れ渡るよ。』
「俺の口から言いたいの!」
拗ねた口調で口を尖らせる嵐が可愛いかった。
『……後でまた来るから、あたしは一旦教室戻るね。
二人が嵐倒れたの知ってるから心配してるだろうし。』
そう言ってカーテンを開けようとするあたしを嵐は分かった…と寂しそうな顔で見送った。
幸せを噛み締めながら廊下を歩いていると、さっきの嵐の友達がいた。
「あ…、嵐大丈夫でしたか?」
『大丈夫。
もう目覚めたから会いに行ってあげたら?』
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…