「…俺、実は姫に初めて会ったの話しかけた日じゃないんすよ。」


『え?』


「高校入る前に、学校見学で友達の付き添いで行ったこの学校で初めて姫見つけたんです。
その時、絶対この人俺の運命の相手だって思って、姫追いかけてこの学校来たんです。」


嵐の言葉に驚いていると、少し照れた顔で笑った。


「で、今に至るっていうわけなんすよ。」


『…でもあたしなんかより可愛い人沢山いるでしょ?
あんたモテるんだから、こんなただの化粧濃いチャラチャラした女じゃなくても……』