木村と別れ、帰ろうと自転車置き場に行くと、前から校内をフラフラ大笑いしながら二人乗りしている女を見つけた。
うるせぇ女だな、うっとうしい…
目を合わせずすれ違おうとした瞬間、あ!と後ろから聞こえた。
振り返ると、後ろに乗っていたらしい女は愛美だった様だ。
「…何やってんだ。」
呆れ顔で愛美に近づくと、ヘヘッと笑って前に座っていたかおるを見た。
『えっちゃんが用事あるらしいから、二人で待ってたの。』
「ふぅん…。」
「あ、まな!
夏木君と一緒に帰れば?」
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