少しずつでいいから、同居人から一人の男として見てもらえる様にしようと思った。


しかし、なかなか高橋が同居人から抜け出せなくて、気持ち悪いとまで言われてしまった。
今更散々お前なんか女じゃないみたいな態度取っといて、こんなの勝手だろうか。


「おい…それ俺の茶だろ!」


『えっ?あ、本当だ!
まぁちょっとぐらいいいじゃん!』


「自分の横にあんだろ!」


『いいじゃん!ケチ!』


「なんだと、ブス!」


優しくしようと思った途端こんなんじゃ意味がない。