一方、愛美は教室でのんびりとお菓子を食べていた。


「ねぇっ、聞いて!
今夏木君と河合さんが一緒に歩いてるの見た!
寄り戻したのかな?」


教室に入ってきた途端、早口で話しまくるかおるにあたしは固まった。


え…やり直したの?
いや、でもそんな話し聞いてないし…
……………………。


妙に気になっている自分に不思議に思った。
なんかあたし夏木君の事好きみたいじゃない?
……好き!?


『か、かおる!えっちゃん!
好きって…好きって何!?』