でもオススメって言われたら――やっぱこれしかないでしょう!
あたしは先生のグラスに、コーラとメロンソーダとカルピスを混ぜて席にもどった。
もちろん、おふざけで。
「おまえ...」
先生がその色を見て、ギョッとしている。
「オススメ、です」
あたしは満面の笑みを浮かべた。
どうせ、今すぐ捨ててこいって言われるんでしょうけどね。
でも先生は、あたしの手からグラスを取って、一口飲んだ。
「飲めんこともない。でもまずい」
なんだかんだ言いながらも、先生はそれから最後までその抹茶色の液体を飲み続けてくれた。
子どものようなあたしのイタズラに付き合ってくれる先生は優しい。
やっぱり先生が好きだ。
それからは、再び勉強開始。
「ここ間違ってる。ほら、傾きが3なんだから、このグラフじゃおかしいだろ」
「あ、ほんとだ――すみません」
「そこ違うぞ。それにルートは必要ない」
「そうでした...」
夕方4時前。
ついにあたしの集中力が完全に切れてしまった。
なんでもないミスを連発。
あたしは先生のグラスに、コーラとメロンソーダとカルピスを混ぜて席にもどった。
もちろん、おふざけで。
「おまえ...」
先生がその色を見て、ギョッとしている。
「オススメ、です」
あたしは満面の笑みを浮かべた。
どうせ、今すぐ捨ててこいって言われるんでしょうけどね。
でも先生は、あたしの手からグラスを取って、一口飲んだ。
「飲めんこともない。でもまずい」
なんだかんだ言いながらも、先生はそれから最後までその抹茶色の液体を飲み続けてくれた。
子どものようなあたしのイタズラに付き合ってくれる先生は優しい。
やっぱり先生が好きだ。
それからは、再び勉強開始。
「ここ間違ってる。ほら、傾きが3なんだから、このグラフじゃおかしいだろ」
「あ、ほんとだ――すみません」
「そこ違うぞ。それにルートは必要ない」
「そうでした...」
夕方4時前。
ついにあたしの集中力が完全に切れてしまった。
なんでもないミスを連発。