「移動してる・・・って 無責任な・・・」



「まぁそれはよしとして、葵ちゃんに話があるんだよ」



「何よ」



「あのな、昨日渡したカードあったろ?その裏に・・・」



「あぁ、このメアド?」



葵ちゃんはカードを持ってメアドを見せてくれた。



「そうそう。それさ・・・享一先輩のメアドだから」



他のファンの子に聞かれないように、小さな声で言った。



「きゃーっ!!高様の!?」



「しっ・・・静かに」


そう言って、こう付け足した。



「他の子のカードとは違うから」




「うそ・・・」