りかも続いて重い足取り
で待機場へ行くと
まだオープン前にも
関わらずりかの指名客
が来ていた。

「りかさん、指名です」

そぉ言ゎれ、りかゎ
不思議そぉに立ち上がった。

隣でかおるの顔が少し
歪んだのに、りかゎ
気付かなかった。

「…こ、こんばんゎ」

りかゎその指名客の傍
まで行くと遠慮がちに声
を掛けた。

するとその指名客が
振り返った。
振り返った顔を見てりかゎ
驚いて息を呑んだ。

それもその筈、りかゎ
この客を見るのゎ初めて
だったし客の格好に
驚いた。
どこからどぉ見てもギャル
男にしか見ぇなぃ。

髪の毛ゎ明るい茶色に
金色のメッシュが入って
いてワックスで上に
立ててあって、
首にゎシルバーアクセサリー
がいくつもぶら下がって
いる。
グラサンがとても似合って
いた。

「ぇっと…りかのこと
指名してくれました??」

りかゎ恐る恐る相手に
尋ねた