「ほぃ♪」
せいゃゎ笑顔で持っていた
小さなスーパーの袋を
りかに手渡した。

中にはたこ焼きが1パック
入っていた。

「たこ焼き冷めへんうちに
食べゃ?」

せいゃがりかの様子を
伺いながら言った。


りかゎせいゃのそんな
気遣いに詰まっていた心が
少し楽になった気がした。


「せいゃありがとぉ♪
だぃすきぃ」

そぉ言うとりかゎせいゃの
首に腕を回し抱きついた。

「ぁー…ぅち、そぉぃぅ
趣味なぃで?」

「分かってるもーん♪」

りかゎそぉ言うと
せいゃから離れ、たこ焼き
を食べ始めた。


「でもさ、病人にたこ焼き
て」

たこ焼きを頬張るりかを
横目にゆきのが突っ込んだ。

「ぅちゎたこ焼きのお蔭で
病気知らずゃねん」

せいゃが嬉しそぉに言った。

「ぁー関西人ゎすげーな」

ゆきのが棒読みがちに
言った。

「ぉぃしかったぁ☆」

りかの声が辺りに響いた。