あたしは再び、俊くんのベットにうつ伏せに寝て別の漫画を読む。


何回読んでも、夢の世界に連れて行ってくれるなぁ。


「奈美ー」


「んー?」


あたしは、甘えるように寄り添う俊くんに、気のない返事をした。


すると、俊くんの手があたしの服の中に入って来た。


最初はシカト。


でも、手がブラにかかると‥。


「もう!やだ!」


可愛く言えば始まりの合図だけど、本気で拒否。


あたしは、視線も漫画から離さず俊くんの手を振り払った。