「作り笑い?してないよそんなの」

嘘。でも気づかれたくない。

騙したいわけぢゃない・・・

「嘘言うな。作り笑いだろ」

どぅして陸耶は気づくの?
どぅして陸耶は悲しそうなの?



「何でもないし。」

「「「・・・・・」」」

素っ気無い返事に皆は口を閉ざす。


「ぢゃぁかッッ  ヒュッッ」


イキナリパンチをしてきた陸耶の拳を反射的によける。


「「「「(アノ陸耶のパンチがかわされた?女に?」」」」

「ッッ・・・危ないでしょ?!」

私のその言葉を無視しているのか、何か考え込んでいるのか。
陸耶は無言だった。

「・・・オマエ何者だ?」

やっぱそこ?かわしたからかぁ?

でもまぢ当ってたらキツィってあのパンチ

寸止めかともおもたけど全然違うようだった。
絶対に本気で・・・

「何者って私は健全カツ普通の女子高校生だけど?」

「違う。普通の奴だったらかわせねぇだろ」