「そうだな・・・やっぱり、男なら決闘だろ?」
真木ヒナタは、うれしそうな表情を浮かべた。
「おぉぉぉぉぉぉぉぉ~」
真木ヒナタの決闘の言葉に歓声を上げる人々。
そして、なぜか、組長も一緒になって歓声を上げていた。
(絶対、誰が決闘するのかわかってないよ、組長・・・・)
私は、呆れながら、組長の様子を見ていた。
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!」
その時、源悠斗が、焦った表情で止めに入る。
「何だよ?」
真木ヒナタは、いいところで止められて、機嫌悪そうに源悠斗を見た。
「いや、勝負はいいけど、勝手に決闘に決めるなよ。」
源悠斗が、真木ヒナタに言った。