男は俺の方へやってきた。


『TOMOの弟の…?』


『達也です。』


『ああそうそう達也くん。』


男はむかい側に腰かけ店員にコーヒーを頼んだ。


『いい顔してるねぇ。』


男は俺の顔をじっと見つめる。