彼女は
笑顔で俺に抱きつく。

「奇跡だな」


空港の窓から
見える銀色の雪は
"奇跡"
とゆう言葉を
引き立てていた。


「運命、赤い糸だよ」

彼女が
そう言って
俺の肩に顔をうめて
笑った気がした。