『よし!!』
あたしは教室の前で気合い入れをしていた。
…と言っても、もう、かなりの回数をやっている気がする。
なんていうか…、
入るのに抵抗があるんだ。
だってあたし、授業でさえまともに出たことないんだよ?!
しかもおまけに、金髪が茶色に変わってるんだよ?!
教室に入ったら、絶対注目の的じゃん。
だいたい、この状況で平然と入っていける人がいたら、その人は相当な勇者だよ。
そんな風に悪戦苦闘していた時だった。
「何してんだよ」
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