――明日、一緒に帰れる。
それだけで明日が楽しみになっていくのを感じた。
…そういや、前田が学校くるのは久しぶりだ。
急にきて、学校に馴染めるだろうか。
それに病気もあるし…。
嫌がらせの的になる確率も無くはない。
俺は考え込んだ。
こういう時、どうすればいいのだろうかと。
でも、考えても考えても、答えは遠ざかるばかり。
…まぁ、いい。
いくら考えても出ないのなら仕方ない。
それに、もしも何かあったら俺が守ってやるから…。
俺は、夕暮れの空に誓いをたてたのだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…