『どうせ、そんなことしたって意味がないもん!!
…あたしは…、死ぬんだから!!』
あたしは何も考えずに、ただがむしゃらに声を張り上げた。
「えっ…??」
桜井くんは明らか、困惑の表情を見せてる。
…今だったら、まだ、止められる。
そう思ったが、あたしは止まんなかった。
『あたしは、どうせ、あとちょっとしか生きれないもん!!』
『あたしは…、
病気なの。』
あたしは、誰にも言うつもりのなかったことを、ついに言ってしまったのだった。
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