~♪


俺は携帯の着信音によって起こされた。


重たい瞼をあげ携帯のディスプレイをみると、まだ6時だ。


ったく、こんな朝から誰だよ。


俺の睡眠を妨害した罪は重い。


くだらない話だったら容赦なくブチぎりしよう。


そう思って、誰から掛かってきたかろくに見ずに俺は電話を出た。


『もしもし??』

「あ、おい。隼人。」


電話をかけてきたのはクラスメートだった。


こころなしか急いでる気がする。


『なんだよ。』

「いいから。落ち着いて聞けよ。」


なんだか嫌な予感がする。