あたしは今、お母さんとリビングで向かい合って座っている。
あたしたちの間には、いつもの穏やかな雰囲気とは対照的な緊迫とした空気が流れていた。
あたしは先陣をきって話し出す。
『あたし、リレー選手に選ばれたんだ。』
「そう。」
お母さんは厳しい表情をしてる。
多分、もう話しの内容がわかってるんだと思う。
『だから…その時だけ、一回だけ走っちゃだめかなぁ??』
「だめです。」
即答だった。
きっぱりとはっきりと言われてしまう。
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