★笑目線★
目を覚ましたらここは病院だった。
あたしの横には隼人が、疲れているのかスースー寝息をたてていた。
…前にも、こんなことがあったなぁ。
あの時は隼人、起きてたけど。
確か、今日みたいにあたしが倒れたちゃって。
その後、ずっと付き添ってくれてたんだ。
『……。』
隼人の寝顔をソッと見つめながら、静かに思い出す。
その時、隼人はあたしに告白してくれて。
あたしは胸が飛び出るくらい嬉しかったのを覚えてる。
――あの時、隼人が告白してくれなかったら、
今のあたしたちはいなかったんだ。
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