★隼人目線★
キーンコーンカーンコーン
四時間目の終わりを告げるチャイムがなる。
それと同時に、俺は立ち上がった。
…ついにきたんだ。
決戦の時が。
俺は教科書だけ机にいれると、屋上へと足を進める。
これで解放されると思うと、心が晴れてて仕方ない。
…そういえば、加藤の話とはいったいなんなんだろうか。
いつも、うざい程付きまとってくるんだから、あの場で話せばいいのに。
それとも、廊下などでは話しにくい話なのだろうか。
加藤の考えてることは、いまいち掴めなかったが、
気づいたら、見なれた屋上の前に着いていた。